あなたは『ラクトアイス』を『アイスクリーム』と勘違いしていませんか?
暑い季節になると、食べたくなるのがアイスクリーム。
コンビニやスーパーのアイスクリーム用の冷凍庫にぎっしり詰まっていて、どれを買おうか迷いますよね。
これらの一見アイスクリームは、アイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイス、氷菓の4種類に分かれているのをご存じでしょうか?
まずは氷菓です。カップに入ったかき氷タイプ、アイスキャンディタイプとありますが、いずれも清涼飲料水が凍ったのと同じで、砂糖の塊です。
わかりにくいのはアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスで、この3つは成分によって分けられます。
アイスクリームを名乗るには、乳固形分15%以上、乳脂肪分8%以上が必要です。アイスミルクは乳固形分10%以上で乳脂肪分3%以上、ラクトアイスは乳固形分3%以上となっていて、商品の成分表示にもそれが書かれています。
健康の為、脂肪分の少ないラクトアイスを選ぶは✖
「健康のために少しでも乳脂肪の少ないラクトアイスにしておこう」または、「安いから」と考える人が結構います。しかし、この判断は大間違いなのです。
ラクトアイスはアイスクリームと比べて乳成分が少なく、アイスクリームに近い味を出すために植物油脂を足しています。
植物油脂にはトランス脂肪酸が含まれ、LDL(悪玉コレステロール)を増加させ、動脈硬化や心臓疾患のリスクを高めると言われています。
WHOではトランス脂肪酸の危険性を既にまとめており、世界的には心臓病のリスクを高める物質として危険視をされている成分です。
そのため世界各国で表示義務やトランス脂肪酸の多い食品の規制を行っております。
しかし、日本では表示義務や規制は一切なく、知られていない人が非常に多いです。
そして欧米の一部の国では、FDA(アメリカ食品医薬品局)により、トランス脂肪酸の摂取は全面禁止になっています。
カビの生えないプラスチック食品
マーガリンは「プラスチック食品」とも呼ばれています。この呼び名を考えたのは、アメリカの研究員なのですが、マーガリンを顕微鏡で見たときに、プラスチックと同じような構造をしていることに気が付いたからだそうです。
ちなみに、ファミレスで「ご自由にお取りください」と常温で積まれているコーヒーに入れるミルクもどきの「フレッシュ」も同様です。
あれは、ミルクではありません。
植物油脂と水に乳化剤という添加物を入れたものです。
大量に摂取するのは気を付けたいですね。
アイスクリームを選ぼう!
体に入るものは、『良いもの』を。
これからのアイス選びの参考になれば幸いです。